「うちの子、集中力ないから潮干狩りは無理かも…」
「どうせすぐ飽きて、親だけが必死に掘る未来しか見えない…」
去年の我が家が、まさにそうでした。
当時6歳の息子を連れて行った潮干狩りは、息子がひたすら砂と水を運ぶ作業員と化し、親だけが「元を取らねば!」と意地で貝を掘るという、ちょっぴり切ない思い出…。
だから正直、今年も期待していませんでした。
しかし、小学生になった息子は、まるで別人のようでした。
泥だらけになりながら「パパ、こっち!“目”があった!」と叫び、2時間以上もアサリを探し続ける“狩人”に変貌していたのです。
なぜ、息子はここまで変わったのか?
今回は、さいたま市から木更津へ、去年のリベンジを果たした我が家の潮干狩り体験を、リアルなタイムスケジュールと費用、そして「お子さんを夢中にさせる、たった1つのコツ」まで、あますことなくレポートします!
なぜ「木更津」? なぜ「開場ダッシュ」? 我が家の決断
決戦の地は「木更津海岸(中の島大橋)」
さいたま市から1時間ちょっと。数あるスポットの中から今回我が家が選んだのは、木更津のシンボル「中の島大橋」を望む木更津海岸。ドラマのロケ地にもなった絶景を眺めながら潮干狩りができる、最高のロケーションです!

成功の鍵は「朝5時前の出発」にあり!
「なんでそんなに早く!?」と思いますよね。理由はシンプル。6:20の開場と同時に、誰にも荒らされていない“バージンサンド”を狙うためです。
朝イチのメリットは絶大です。
- 涼しくて快適! 日差しが強くなる前に集中して楽しめます。
- アサリの“目”が見つけやすい! 人に踏み荒らされていない砂浜は、アサリの呼吸の穴がクッキリ。
- 一番乗りの優越感! 広大な干潟を独り占めするような感覚は最高です。
【実録】さいたま市発!超早朝潮干狩りのタイムスケジュール&リアル総費用
時間 | 行動 | パパママの本音コメント |
---|---|---|
4:50 | さいたま市 出発 | まだ真っ暗!でも「一番乗りするぞ!」と家族のテンションはMAX。 |
6:10 | 木更津 中の島公園 到着 | 駐車場もガラガラで楽々駐車。潮の香りにワクワク。 |
6:20 | 開場と同時に入場! | まさに一番乗り!目の前に広がる広大な干潟に感動! |
6:30 | 潮干狩りスタート! | さあ、リベンジ開始だ! |
9:00 | 潮干狩り終了 | 約2時間半、家族全員が夢中に!結果は大漁! |
10:00 | 近くの食堂で早めの昼食 | 頑張った後、開店直後のお店で食べる海鮮丼は最高! |
12:00 | 木更津出発 | 渋滞が本格化する前に余裕をもって帰路へ。 |
13:30 | さいたま市 帰宅 | 息子は車で爆睡。最高の思い出と大量のアサリを抱えて。 |
【ガチでかかったリアル費用】
- 高速料金(ETC往復): 約6,000円
- 潮干狩り料金: 3,300円(大人2,200円+子ども1,100円)
- 昼食代: 約4,000円
- 合計:約13,300円
最高の体験と、何食分にもなる夕食のおかずをゲットしてこの価格。レジャーとしての満足度は計り知れません!
【体験談】去年と何が違った?息子が“狩人”に覚醒した瞬間
さて、いよいよ本題です。去年あれほど興味のなかった息子が、なぜ今年は夢中になれたのか。
その答えは、「明確で、分かりやすいミッションを与えたこと」でした。
そのミッションとは…「砂の上にある、2つの小さな穴(アサリの目)を探せ!」

「宝探しゲームだよ!」と教えた瞬間、息子の目の色が変わりました。「アサリを掘る」という漠然とした作業が、「“目”という宝の地図を探す」というゲームに変わったのです。

「ママ、あった!これ“目”じゃない!?」
「こっちにもある!アサリ団地だ!」
去年なら30分で飽きていた息子が、泥だらけになりながら2時間以上も干潟を駆け回り、私たちに司令を出すリーダーになっていました。子どもの成長を目の当たりにした、感動の瞬間です。

【本音で語る】潮干狩り、本当に必要な物・要らなかった物
ネットで調べると色々な「持ち物リスト」がありますが、正直「これ、要らなかったな…」という物も。我が家の体験から、本音で仕分けします!
【結論】持って行ったけど、正直“要らなかった”物
- × 簡易テント: そもそも休憩する暇がないくらい夢中でした(笑)。早朝の涼しい時間帯だったのもあり、車の日陰で十分でした。
- × 子ども用おもちゃのバケツ・フルイ: 結局、大人が使う本物の熊手が一番楽しいようで、おもちゃはほぼ出番なし。荷物が増えただけでした…。
【決定版】本当に役立った!我が家のスタメン持ち物リスト
- ◎ 熊手・バケツ: これは必須。現地レンタルでもOK。
- ◎ 軍手 or ゴム手袋: 貝殻でのケガ防止に絶対必要。
- ◎ 長靴 or マリンシューズ: 汚れてもいい、動きやすい足元で。
- ◎ 帽子・日焼け止め: 早朝でも油断禁物!
- ◎ 着替え一式: 子どもは100%汚します(笑)。
- ◎ クーラーボックス: アサリの鮮度保持に。
- ◎ (忘れて後悔!)カラのペットボトル: 砂抜き用の海水を持ち帰るのに必須!我が家は忘れてしまい、帰りに慌ててコンビニで水を買って中身を空けました…。
鮮度が命!持ち帰り&砂抜き【復習】
- 持ち帰り: 絶対に海水には浸けない!湿らせた新聞紙で包み、クーラーボックスで冷やして持ち帰るのが鉄則です。
- 砂抜き: 持ち帰った海水(または3%の塩水)を使い、ザルで底上げして暗い場所に置く。これで完璧です!
※注意! 口が開きっぱなしの貝は死んでいるので、必ず取り除いてくださいね。

我が家の食卓が“料亭”に!絶品アサリ料理
この日の夕食は、もちろんアサリ尽くし!
息子が誇らしげに「このボンゴレのアサリ、僕が見つけた“目”のやつ!」と言うのを聞きながら食べるパスタは、どんな高級レストランより美味しかったです。
- アサリの味噌汁
- ボンゴレ・ビアンコ
- アサリの酒蒸し
大量に採れたアサリは、砂抜き後にしっかり水気を切り、殻ごとジップロックなどに入れて冷凍保存しましょう。約1ヶ月楽しめます。

さいごに:最高の週末は、子どもの成長と共にある
去年のリベンジを誓って臨んだ、今年の潮干狩り。
それは、ただアサリを採るだけでなく、息子の大きな成長を実感できた、家族にとって忘れられない一日となりました。
「うちの子にはまだ早いかな…」
そう思っているパパ・ママ。ぜひ、お子さんを信じて、「“目”を探す」というミッションを与えてみてください。きっと、驚くような集中力と笑顔を見せてくれるはずです。
最高の週末は、意外と近くに、そして子どもの成長の中に転がっていますよ。
【厳選】潮干狩りがもっと楽しくなる!おすすめアイテム
【鮮度キープの心臓部】クーラーボックス
大漁でも安心!我が家も愛用するファミリーサイズはこちら。
我が家で愛用しているのはこれ。
車に入れておいて、現地から車まではバケツに入れて運びます。
【やる気が違う!】本物の熊手
子どもも結局これが一番楽しい!頑丈な熊手を一本用意しましょう。
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