【実録】残業地獄から脱出!僕が実践した「やらないことリスト」5選で生産性が爆上がりした話

「今日も残業か…」
かつての僕は、鳴りやまないチャット通知、次々と舞い込む依頼、そして終わらないタスクに追われ、毎日ヘトヘトでした。
「頑張りが足りないのか?」「もっと効率化しないと…」
そう思って自己啓発書を読んでは、「やることリスト」を増やす毎日。でも、やればやるほど仕事は増え、ストレスで頭がパンク寸前。日曜の夜には、明日会社に行くのが本当に憂鬱でした。
あなたも、こんな経験はありませんか?
もし答えが「YES」なら、この記事はあなたのためのものです。
僕がこの負のスパイラルから抜け出せたのは、「やること」を増やすのをやめ、「やらないこと」を決めたから。
この記事では、僕が実際に試して「人生変わった」と本気で感じた「やらないことリスト」と、その具体的な効果をすべてお話しします。特に、僕と同じ「せっかち」な性格の人は必見です!
なぜ「やらないこと」を決めるだけで仕事が劇的に変わるのか?
頑張っているのに仕事が終わらないのは、あなたの能力のせいではありません。原因は、脳のリソースを無駄遣いしていることにあります。
ここで僕の考えを大きく変えてくれた2冊の本があります。
- デボラ・ザックの『シングルタスク』
- ジュリエット・ファントの『ホワイトスペース』
『シングルタスク』が教えてくれたのは、「人間の脳は、そもそも一度に一つのことしか集中できない」という衝撃の事実。マルチタスクは、一見効率的に見えて、実は集中力の切り替えで脳を疲弊させ、すべての仕事の質を下げていたんです。
そして『ホワイトスペース』は、予定を詰め込みすぎるのではなく、戦略的に「余白」の時間を作ることで、本当に重要なことを見極め、創造性を発揮できると説いています。
つまり、「やらないことリスト」とは、サボるためのリストではありません。脳の無駄遣いをやめ、本当に価値ある仕事に集中するための、最強の「戦略」なんです。
では、前置きが長くなりましたが、僕が実践して効果絶大だった5つの「やらないこと」をご紹介します!
僕の人生を変えた「やらないことリスト」5選
1. せっかちな僕が「部下へのマイクロマネジメント」をやめた
僕はせっかちな性格なので、部下の仕事の進捗が遅いと、つい「あれどうなった?」「ここはこうして」と細かく口出ししたくなってしまうんです。
でも、若い頃の自分を思い出すと、上司に細かく指示されるのが本当に鬱陶しかった(笑)。「信頼されてないな…」と感じ、やる気を失っていました。
そこで、部下を一括りに見るのをやめました。
- 信頼して任せる部下: 自分で考え、動ける部下への干渉は最小限に。「困った時だけ声をかけて」と伝え、あとは見守る。
- 丁寧にサポートする部下: まだ自分で仕事の管理が難しい部下には、今まで通り細かく進捗を確認し、一緒にタスクを整理する。
これを実践してから、僕の時間はもちろん、任せた部下が驚くほど成長してくれるようになりました。自分で考えて仕事を進める楽しさを感じてくれているようです。
「任せる」のは、せっかちな僕にとって一種の「我慢」ですが、結果的にチーム全体の生産性が上がり、一石二鳥でした。
2. 脳をだます「なんちゃって仕事」=マルチタスクをやめた

「カチャッ(メール受信音)」
その音を聞くたびに、すぐメール画面を開いてしまう…。
ちょこちょこメールを返していると、なんだか仕事をしている気にはなるんですよね。でも、夕方になると「あれ、今日、結局何が進んだっけ?」と愕然とする。まさに『シングルタスク』で書かれていた通りの罠にハマっていました。
そこで決めたのが「一度にやることは、一つだけ」という鉄の掟です。
- メールやチャットは時間を決めてまとめて処理(例:11時と15時)
- 本気で集中したいときは、PCを「機内モード」に!
これを始めてから、一つのタスクを完了させるスピードが劇的に上がりました。メールの誘惑に打ち勝つのは今でも少し戦いですが(笑)、その効果は絶大です。
3. 相手の時間を奪う「いきなり電話・対面相談」をやめた
「ちょっといいですか?」
この一言が、相手の集中力をブツッと断ち切る「時間泥棒」になっているかもしれない。そう気づいてから、緊急時以外の電話や対面の声かけを極力やめました。
僕が大切にしているのは「相手の時間へのリスペクト」です。
- 急ぎでない確認・共有事項: チャットやメールで送る。「お手すきの際にご確認ください」と一言添えるだけで、相手は自分のタイミングで仕事ができます。
- 複雑な相談事: いきなり話すのではなく、事前にメールで「〇〇の件でご相談したいのですが」とアポを取り、論点や資料を共有しておく。
これにより、打ち合わせ自体も短時間で中身の濃いものになりました。
4. 【効果No.1】会社の「時間泥棒」との接点をすべて断った

ハッキリ言います。僕のストレスと残業時間を最も減らしてくれたのは、これです。
あなたの職場にもいませんか? すぐに生産性のない議論やマウント話に持ち込む「社内評論家」や「マウントおじさん」。僕は彼らを「会社の時間泥棒」と呼んでいます。
彼らに捕まると、本当に時間を奪われる。せっかちな僕は、これが一番のストレスでした。
そこで、メール、打ち合わせ、対面相談など、彼らとのあらゆる接点を意識的に最小限にしました。物理的に距離を置くこともあります。
その結果、体感で月に10時間以上は自分の時間が増えました。何より、「時間を奪われている」という精神的なストレスから解放されたのが大きいです。
5. 「いるだけ」の定例会議への参加をやめた
情報共有がメインで、特に議論もない定例会議。これも「時間泥棒」の巣窟です。
そこで、僕はこっそり参加を減らすことにしました(笑)。
もちろん、波風を立てないように細心の注意を払っています。上司が会議好きなので、「別件の重要なタスクが…」と言えるように準備しておくのがポイントです。
アジェンダを見て、自分が貢献できる議題がない場合は、後で議事録をもらうようにしています。今のところ、これで困ったことは一度もありません。「触らぬ神に祟りなし」です。
【応用編】「イエローリスト」で、さらに心に余白を作る
「やらないこと」を決めるのに慣れてきたら、次におすすめなのが「イエローリスト」です。
これは、僕が『ホワイトスペース』の考え方を元に作った「今すぐやらなくてもいいことリスト」。
Google Keepを使って、「急ぎでないチームの改善案」や「数ヶ月後の心配事」などを書き出しておきます。
すると、面白いことが起こります。
リストに書いたことの多くは、時が経つと自然に解決しているんです。
- 自分が率先しなくても、部下が気づいてくれていた
- 状況が変わり、そもそもやる必要がなくなった
心配事を頭の中から追い出すだけで、脳はスッキリ。さらに、部下の成長も促せる。まさに一石二鳥の秘密兵器です。
まとめ:あなたも「やらないこと」から始めてみませんか?

僕の長い体験談にお付き合いいただき、ありがとうございました。
「やらないことリスト」を実践して、僕は残業がほぼなくなり、心に余裕が生まれました。何より、「自分で仕事をコントロールできている」という感覚が、大きな自信になっています。
もちろん、いきなり全部をやるのは難しいかもしれません。
もし、あなたが最初の一歩を踏み出すなら、最も効果があった「4. 時間泥棒との接点を断つ」から試してみてはいかがでしょうか。雑談に付き合うのをやめるだけでも、驚くほど自分の時間が増えるはずです。
「やらないこと」を決めるのは、逃げでもサボりでもありません。
あなたの貴重な時間とエネルギーを、本当に価値ある仕事に注ぐための、賢い戦略です。
この記事が、かつての僕と同じように悩んでいるあなたの助けになれば、これほど嬉しいことはありません。
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- マルチタスクの呪縛から解放されたいなら → 『シングルタスク』
- 心と時間に「余白」を生み出したいなら → 『ホワイトスペース』
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